ハウゼン症候群の症状

ハウゼン症候群の症状

ハウゼン症候群は虚偽の症状を訴えて周囲の関心を得ようとする病気でメンタルな疾患とされています。

ハウゼン症候群

ハウゼン症候群はテレビドラマ「コードブルー」で取上げられた時は初めて聞いた症状・病名でした。

ハウゼン症候とは
虚偽の症状を訴えて周囲の関心を得ようとする病気でメンタルな疾患とされています。
正式には、ミュンヒ・ハウゼン症候群(Munchausen syndrome)と言われています。ミュンヘン ハウゼン症候群と間違える方もたまにいますが、『ミュンヒ』です。
ミュンヒ・ハウゼン症候群の場合、傷つける対象は自分に向かいます。しかし対象が他人になる場合、代理ミュンヒ・ハウゼン症候群となります。

ミュンヒ・ハウゼン症候群の症状


ミュンヒ・ハウゼン症候群の症状は、病気をねつ造したり、自己誘導的に病気となって病院をあちこち歩くなどの病的な虚言症があります。このような虚言証のことをミュンヒ・ハウゼン症候群、
略してハウゼン症候群と言います。
またの名を「詐病(さびょう)」とも言われます。
病気でもないのに、病気や怪我を装って他の人の関心を得ようとするという心の病なのです。


代理ミュンヒ・ハウゼン症候群の症状


代理ミュンヒ・ハウゼン症候群の症状は、自分の子どもをわざと病気にさせたり、怪我を負わせておきながら、その子を献身的に看病することで、自分の自己を確認するという精神の病です。
このような虚言証の場合、代理ミュンヒ・ハウゼン症候群と考えられます。

この場合自分で怪我や病気にさせた事実は意識の中には残っていない場合が多く、その後の献身的に看病する自分の姿、自分を犠牲にしてまでも看病するよい親として、他人に見られることのみに意識があるといわれています。


過去にも、2000年に奈良市で長女を殺害した看護婦である母を、代理ミュンヒ・ハウゼン症候群とされました。
2006年の秋田で自分の娘とその友人の男児を殺した母も、この代理ミュンヒ・ハウゼン症候群ではないかと推測する方もいます。

コードブルー 第4話 「母の愛」でのハウゼン症候群

新垣結衣が扮する白石恵ドクターが、宮本という男性患者を診察。極度の貧血とめまいを訴えてやってきた宮本の腹部には、何箇所もの手術跡が残っている。それをみて愕然となるその瞬間、突然激しく血を吐いて倒れる患者。

そうこうしている間も、次から次へと緊急要請がかかる。

その間、さまざまな検査をしても、宮本の異常はみつからない。 彼が、頭痛や虚脱感を訴えていることから脳腫瘍ではないかと新垣結衣はMRI検査を試みるがやはり異常はみつからない。

宮本の隣のベッドの患者がふとしたことから、宮本のベッドの下を覗き込むと、そこにはビニール袋に入れられた薬瓶のようなものが貼り付けられていた。そこにたまたま来た医者がその事実を確認。宮本がミュンヒ・ハウゼン症候群であると判断した。

自分に関心を引き寄せるために虚偽の話をしたり病気を装ったりそのために薬を飲んだり、まさしくミュンヒ・ハウゼン症候群の症状と合致するのでした。

認知症の情報 ミュンヒ・ハウゼン症候群に気づいた周囲の方は、専門機関に相談しましょう


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