卵巣の病気~婦人科の病気

卵巣の病気~婦人科の病気

卵巣の病気のいろいろ、卵巣腫瘍・充実性腫瘍・卵巣がんの解説

卵巣腫瘍(卵巣のうしゅ)

卵巣腫瘍(卵巣のうしゅ)は卵巣内の組織の卵胞に液体などがたまってできた腫瘍です。
卵巣は比較的腫瘍のできやすい臓器と言われています。その腫瘍の多くは良性ですが、中には 悪性(卵巣がん)に変わるものもあります。
卵巣にできる腫瘍はほとんどが卵巣腫瘍(卵巣のうしゅ)でそれ以外は充実性腫瘍と呼び、2種類あります。
卵巣の大きさは親指の頭くらい。腫瘍ができると徐々に大きくなり、時には数キログラムになることも。
小さいうちは、ほとんど症状はありませんが、握りこぶしくらいの大きさになると、痛みや、腹部膨満感などの自覚症状がでてきます。また、茎捻転といって何らかの原因で卵巣が根元からねじれると、激しい痛みがおこります。

卵巣腫瘍(卵巣のうしゅ)の治療法

卵巣腫瘍(卵巣のうしゅ)の治療法は主に手術となります。しかし、無症状の時は経過をみます。腫瘍が小さい場合、腹腔鏡下手術で腫瘍部分だけを切除するので体に負担は少なくてすみます。また、手術後の妊娠は可能です。
大きな腫瘍になりますと、卵巣ごと摘出することもあります。卵巣は最初から2つある臓器ですので、片方が残っていれば妊娠は可能です。
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充実性腫瘍

卵巣腫瘍(卵巣のうしゅ)がさわるとやわらかいのに対して、充実性腫瘍はさわると硬い腫瘍です。 充実性腫瘍は良性のものもありますが、中には悪性に変化するものや最初から悪性のものなどありますので注意が必要な病気です。

充実性腫瘍の治療法

充実性腫瘍は現時点で良性であっても、悪性に変わることがあるので、治療方法は注意が必要です。
腫瘍だけ取り除いて、組織を調べますと、良性か悪性かの確定診断ができます。
卵巣腫瘍(卵巣のうしゅ)のように、良性であれば腫瘍だけを切除して卵巣を残します。

卵巣がん

卵巣にできるがんには、若い10〜20才代を中心に発生する
卵巣胚細胞腫瘍と中高年の40〜60才代によく発生する
上皮性卵巣がんがあります。
卵巣がんの大多数である上皮性卵巣がんにテーマを絞ります。


卵巣がんの症状

卵巣がんの症状 卵巣は腫瘍ができてもはじめはほとんど自覚症状がありません。
腫瘍が大きくなると下腹部にしこりが触れたり、圧迫感を感じることもあります。
また、膀胱が圧迫されることによって尿が近くなるなどがあらわれてから婦人科を受診することになります。
進行した症状ではじめて異常を自覚することが少なくありません。

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卵巣がんの診断と治療

卵巣がんの診断は組織診、細胞診といった直接的な検査を行うことは困難なので、手術以外には確定診断を下すことができません。通常は超音波検査、MR検査などで、子宮の腫瘍か、卵巣腫瘍か、腫瘍の内部の構造、転移の有無などを調べます。

卵巣がんの治療

初期であれば手術で摘出します。がんの進行の程度によっては、手術でできるだけ腫瘍を摘出しながら、抗ガン剤や放射線治療などを組み合わせる必要があります。

卵巣がんになりやすい人

卵巣がんはリスクの高い人がかかりやすい病気です。リスクの高い人とは、排卵の回数が多いことがあげられます。つまり出産の経験がない人や35歳以上の高年齢で初産の人や閉経が55歳以降と遅いこと、肥満傾向にある、飽和脂肪酸の含まれる食事が多いなどがあります。このほかに、10%は遺伝性のものですので、1,2等親に卵巣ガンの方がいる場合 卵巣がんの発生率は高くなります。

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