子宮の病気~婦人科の病気

子宮の病気~婦人科の病気

子宮の病気のいろいろ、子宮内膜症・子宮腺筋症・子宮筋腫・子宮がんの解説

子宮の病気のいろいろ

子宮の病気として代表的な、子宮内膜症・子宮腺筋症・子宮筋腫・子宮がんを取上げています。

子宮内膜症

子宮内膜症は、子宮の内腔以外の場所にも子宮内膜が生育している病気です。 子宮内膜というのはは本来、子宮の内腔に存在するものですが、これが子宮あるべき場所 ではないところにもそれが認められることを子宮内膜症といいます。
子宮内膜症の主な症状は月経痛(月経困難症)です。年月とともにだんだんと症状が強くなって月経痛もひどくなるのがこの病気の特徴です。子宮内膜症がひどくなると、月経時以外にも下腹部に鈍痛があることがあります。排便時の痛み、性交時の痛み、腰痛、不正出血も特徴的な症状です。また、子宮内膜症が進行すると不妊症の原因となることもわかっています。

とかく婦人科は診察に行くのに勇気がいるところですが、早く診断してもらっていれば・・・と後悔しないためにも一日も早く診察を受けて下さい。 特にこれから妊娠を希望する方は、子宮内膜症は早期発見がその希望を残してくれますので、おかしいなと思ったら、婦人科を受診してください。

スポンサードリンク

子宮筋腫

子宮筋腫とは子宮の筋肉に発生する腫瘍(かたまり)のことで腫瘍といっても良性の腫瘍です。 自覚症状のない人まで含めると、成人女性の3〜4人に1人が持っているとまでいわれる、きわめてよくある腫瘍です。
子宮筋腫は、発生する場所によって大きく3つに分けらます。 子宮は子宮筋層、漿膜、子宮内膜と2層構造になっていて、それぞれ症状も異なります。
筋層内筋腫
筋腫が大きくなるにつれ、子宮の内側を覆う子宮内膜が引き伸ばされるため月経痛や月経時の出血が多くなります。下腹部を触るとしこりを感じるようになります。
漿膜下筋腫
症状が出にくいため、外から触れて分かるほど大きくなっても、太ったのかなと勘違いしがちです。
粘膜下筋腫
筋腫が小さなうちから月経多過や不正出血の症状がみられます。発生率は一番少ないものです。

子宮筋腫の症状

自覚症状のないことが多く、気がつかない人も多いのが子宮筋腫です。
しかし、一般的には、月経多過や不正出血、貧血、動悸、息切れなどの症状が現れます。また、ひどい月経痛や下腹部の痛み、頻尿や便秘、ひどくなると不妊症の原因にもなります。
子宮筋腫の症状の具体例
出血量が増加した、レバーのような血の固まりが出る、少量の不正出血、脚がよく痛むなどの症状がみられます。

子宮下垂・子宮脱

子宮とは子宮の周囲の組織によって支えられて一定の位置に維持されているのですが、その組織が弱まることによって通常の子宮の位置から下へさがってきます。
子宮の下がり方が膣内にとどまっている場合を子宮下垂といいます。これがさらに下降すると、子宮の一部やその周辺にある膀胱、直腸が膣から外へ出てしまいます。この状態を子宮脱といいます。
一般的には、子宮を取り巻くじん帯や筋肉が衰える中高年になってから多く見られる病気です。とくに普段から仕事で重い物を持つ、産後に無理をした、多産婦、頑固な便秘症など下腹部に腹圧をかけている方に多くみられます。
症状は、まず不快感を感じることが多く、やがて尿が出にくくなるといった尿の症状も出てきます。さらに進行すると、脱出した子宮とその周囲の膣粘膜の乾燥、出血、ただれ、感染、おりものの増加、歩行困難などの症状が出てきます。

婦人科系の病気も手厚く保障

女性のための保険

女性のための保険 気になる家庭の医学〜病気の症状と原因を知ろう〜
保険で安心を手に入れるだけでなく、うれしくなりたい方へ。3年ごとのボーナスのボーナスがうれしい女性のための入院保険です。3年ごとに15万円のボーナスをあなたはどう使う?ボーナスは入院してもしなくても必ずもらえます。

子宮がん

子宮がんには子宮頸がん・子宮体がんと2種類のがんがあります。
子宮頚がん
子宮へ異物が入るのを防ぐ働きをする場所にできるガンです。比較的若い世代に多いガンです。 子宮体がん
妊娠経験のない人に多く、子宮内部で子どもを授かったときに育てる事のできる部分にできる腫瘍の事をいいます。子宮内膜ガンとも言われています。 子宮がんのうちの9割が子宮頚がんといわれていましたが、出産の減った今では、7〜8割が子宮頚がんです。それだけ、子宮体がんの割合が増加しているという事です。 健康診断で行う子宮がん検診は、子宮頚がんだけです。危険因子を持っていたり、次の症状のある方は子宮体ガンの検診も合わせて行った方がよいでしょう。 (不正性器出血、性交後など、おりものに血液が混じる)
inserted by FC2 system