手掌多汗症(手のひら多汗症)の精神的治療方法

手のひら多汗症の精神的治療

手掌多汗症(手のひら多汗症)の方が汗をかく原因としては、交感神経が関係していると考えられています。ここでは精神科や心療内科を受診する際の知識をご紹介します。

手掌多汗症(手のひら多汗症)について

手のひらにじっとりと汗をかく、緊張すると大量に汗をかく、手をつないだり握手をするのが怖いこんな悩みの方は、手掌(しゅしょう)多汗症と言います。デートの時、手をつなぐのを拒んだり、もしも手をつないだら嫌われるんじゃないかと不安になったり、非常に困っている人は多い症状です。

手掌(しゅしょう)多汗症とは、以前は精神的な原因が多いと考えられていたのですが、現在では精神的な原因ばかりではないというのがわかっています。 皮膚科での治療はこちら
しかし、手掌多汗症(手のひら多汗症)は別名『発汗恐怖症』とも呼ばれているほど、精神的なストレスや緊張、不安といった要素が大きく働いていると考えられています。
ここでは、精神的な要因が強いと自覚している方が、精神科や診療内科で手掌(しゅしょう)多汗症の治療をお考えの方に、知っておきたい診療方法の話をご紹介しています。

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手掌(しゅしょう)多汗症の原因

多汗症の方が汗をかく原因としては、交感神経が関係していると考えられています。この交感神経は、心身が緊張した時はもちろんですが、起床時や食事の時にも活発になります。よく、ご飯を食べると暑く感じたりする事があると思います。
交感神経が活発にることで、心臓の拍動は速くなり、血管は収縮して血圧を上げ、汗腺も開くと考えられます。また、精神的なストレスでも交感神経は活発になります。強い恐怖をや不安を感じた時、興奮、はげしい怒りを感じた時、緊張などでも交感神経が働きます。
このことから、精神的なものが手掌多汗症(手のひら多汗症)の原因と考えられていました。

それでは、手掌(しゅしょう)多汗症は何科を受診したらいいの?と思いますよね。
私も、これには迷いました。飲み薬や塗り薬で対処することをお考えでしたら、皮膚科になります。また、精神的なものが原因とわかっている方は、精神科や心療内科のようなところでも対処してくれます。 また、病院以外では美容外科での手術という選択肢もあります。


手のひらの多汗症を病院で治療しようと考えた時、真っ先に思い浮かぶのが皮膚科でしょう。また精神科や心療内科には行ったことがない、行きづらいという心理から皮膚科を選ぶ方が多いようです。
皮膚科での治療はこちら

自分は明らかに、精神的な要素で手のひらに汗をかくことが多いという方は、緊張を和らげるための内服薬を飲むと言う手もあります。これには、「また緊張して汗をかくんではないか」と不安に思う事から、余計に手のひらに汗をかくという悪循環や症状が悪化する事を防ぐと言う目的からです。

手掌(しゅしょう)多汗症を精神科で治療

心理療法

緊張型多汗症(精神的多汗症)の場合、心理療法をもちいます。カウンセリングによって緊張する原因を見つけ、それを解決する方向で治療していきます。また、緊張しそうな時にはあらかじめ精神安定剤を、不安や恐怖を取り除くために利用されます。

内服薬治療

交感神経が過敏に働くことで手のひらに汗をかくことから神経遮断薬のプロ・バンサイン(抗コリン剤)やマイナートランキライザー(抗不安薬)で交感神経を過敏にするのを防ぎます。また、自律神経調整剤を使用して、自律神経の調整する場合もあります。

自律神経訓練法

自律訓練法は自己催眠法を用いて心身のリラクゼーションを生じさせる訓練法で多汗症にも効果があるとされています。
ストレスに対する心理的な調節機能を回復する訓練で特に精神的要素の強い多汗症の場合に有効です。

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精神的多汗症

手掌(しゅしょう)多汗症の原因は、交感神経が活発に働く事が多いのですが、中には精神的な原因で手に汗をかくという場合もあります。

この場合には薬剤の塗布やボトックスといった治療の他にも、精神的な問題を解決する必要もあります。人前であがりやすい、「あがり症」や人と接するのが怖いといった「対人恐怖症」の要素があるようでしたら、皮膚科にかかるのと並行して精神科や心療内科にご相談した方がよいケースもあります。

どちらにしても、ご自分で判断するのではなく、お医者さんにご相談して下さい。

多汗症の手術と保険について

多汗症というのは、厚生省も認定している病気の一つですので、基本的に健康保険や国民健康保険の適用になります。
これは、『多汗症』という病気と医師が判断して『多汗症』という病気の治療をした場合に適用されます。 つまり、医師が多汗症だと判断しない場合には、適用外ですので最初に充分確認しましょう。

多汗症の治療は、保険が適用されれば数万円ですみます。これはその病院が保険診療を行っている病院かということが重要です。
また、治療方法によっても、保険が効くのと効かないものとあります。
外科的な手術には基本的に保険が効きますが、ボトックスには効かないということもあります。
よく宣伝でも見かける美容整形外科では、保険が適用されない場合も多々あります。
病院を選ぶ前に、よく調べる、確認する事が大切です。

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